このような工夫の結果、EXPO特設サイトは非常にわかりやすいものとなった。初めての訪問ユーザーであれば、Flashコンテンツさえ見ればEXPOの概要が容易に把握でき、「常連」であれば、Flashを見ずに会場情報にアクセスできる。また、Flash内の会場の映像は、動員数以上のリアリティをもってイベントの規模を映し出している。
この強力な特設サイトとともに、メインの「毎日就職ナビ」サイトが着実に力をつけていった結果、今回のEXPOの動員数には、早くも変化が現れてきている。2005年12月に行われた「毎日就職EXPO START」シリーズでは、東京・大阪・名古屋と、計3日間での動員数の合計は、前年度の6万人強から、8万人強まで増えた。特に東京では一日で45,000人という驚異的な動員を記録している。サイトへのアクセス数も、前年度が特設サイト設置期間の6ヵ月で100万アクセスであったのに対し、今年度は前半の3ヵ月だけで130万ものアクセスを集めている。
「今回の私たちの試みは、Flashのリッチな環境の中で、ナビゲーションを含めて、流れの中で映像を紹介するという、最新の表現方法だったと思います。そのことが、結果として大きな差別化の材料となったと思います。技術的にも難しいものだと思いますが、Jストリームさんには、シナリオ設計を含めて短期間で仕上げていただきました。社内でも、このクオリティの高さは好評です」
このように、ポイントを絞り込み、訪問者に対しても、サイト運営側に対しても扱いやすい形態を考えた結果、誰にとっても扱いやすい特設サイトが出来上がり、それが集客にも繋がった。このFlash(リッチコンテンツ)とHTMLやテキスト情報などとの使い分けは、多くの企業にとって参考になるのではないだろうか。
【文中敬称略】
(2006/02/22)





