東成エレクトロビームは、電子ビームやレーザを用いた溶接・加工を行う企業である。世界有数の高い溶接関連技術は、あらゆる分野で活躍しており、人工衛星機器、F1のエンジンといった分野を含め、2,500という顧客を持つ。作業の音や光で溶接の可否を判定できるほどの卓越した匠の技が、同社の持つ最大の武器である。この技術力を活かし、装置メーカーの持つシーズと顧客のニーズとを常に適切にマッチングさせ、ビジネスを展開している。
新聞やテレビなどメディアからの取材も多く、業界内での知名度・実力ともにトップレベルである同社であったが、更なる売り上げ拡大を目指し、3年ほど前からは新規顧客開拓に向けて新たな戦略を見せていった。新しい形態のビジネスを行うための開発営業部門を設置し、加工の前後工程をまとめて引き受けるユニット受注、機能を付加しての装置販売、コンサルティングといったビジネスへも活動範囲を広げていったのである。
同社の年商12~3億円のうち、9億円前後は既存顧客を中心した受託業務によるものだが、年商15億円という目標を掲げ、新規顧客獲得のための活動に取り組んだ。連動して、Webサイトのリニューアルにも着手した。
「せっかくメディアに取り上げてもらったり、業界内で認知がとれていたとしても、新規顧客の点で考えると、まだ十分ではないんです。『新規』の方というのは、必ずしも『レーザで何かしたい』と思っているとは限らないんですよね。むしろ、『●●で困っているけど何か良い手段はないかな』と漠然と何か探してしているようなことが多いんです」
「ですからWebサイトでは、まず、『実現のためにはレーザが便利』ということに気づいていただき、さらに、『この会社に頼めば大丈夫』と思っていただけるようなWebサイトにしたいと考えたのです」
最終的に、新規顧客開拓を目的としたWebサイトリニューアルにおいて、同社が目指したのは、以下の3つのポイントであった。





